湘南国際マラソン。

毎年出ようかな、どうしようかなと言ってふんぎりがつかなかった湘南国際マラソンですが、ついに今年はエントリーしちゃいました。初めてのフルマラソンです。

 

結果は26キロ地点で脱落でしたが、色々と学びがあったので残しておこうと思います。

 

  • 事前練習

まぁなんといっても決定的にこれが足りませんでした。Nike+を見たところ、今年走ったのはなんと6回。しかも超ノロノロペース。どれも平均スピードは1km9~10分。たまーに頑張って1km8分弱がある程度(走行距離にして5キロちょっと)。なんでこんな練習だけで出場したんでしょうか(笑)

 

  • 前日準備(物資調達)

そうはいっても出るからには万全の態勢で!練習不足はモノと作戦でカバーするしかない!ということでまずは物資調達です。テラスモール湘南のゼビオで以下を調達しました。 

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カッコだけはいっちょまえですが、やはり買ってよかったと思います。

サポートウェア:タイツは穿くと足が軽いですね、なんとなく。上半身のピタっとするやつはお腹のところで何回かクリン!てめくれあがってしまいましたが、その後はおとなしくしててくれました。

栄養補給:本当は飴を買うつもりだったのですが、うっかりタブレットを購入。でも自分的にはタブレットの方がよかったですね。すぐに噛んで溶けるので。飴を長時間なめてるのはちょっとイマイチな感じがしました。あと、よくあるゼリーを2つほど。お店の人には1つで足りると言われましたが、体重が人の二倍ある自分のために2個購入。以前、4時間弱ウォーキングした際に栄養不足からか最後の方でスーッと視界が無くなっていくのを体験してるので、それだけは絶対に避けなければなりません。

エアーサロンパス:使いませんでした。走ってる最中に足を止めたら二度と動けなくなる気がして、わざわざこれをやるために立ち止まれませんでした。

バックパック:これは素晴らしいチョイスでした。本当に走りやすいです、これ。身体にジャストフィットして、ペットボトルの水含めそこそこ荷物持ってましたが、どこかに負荷が偏ることもなく快適でした。

ペットボトルの水:ここには写ってないですが、500mlを1本持って行きました。給水がそれなりの頻度であるとは聞いていて、その通りでしたが、自分的にはいつでも補給できる状態でないと不安だったので、持っていって正解でした。


  • 前日準備(作戦)

さて、物は揃ったので今度は作戦です。自分が無理なく走れるペースは大体1km8分から8分半ぐらいです。スタートラインに経つまでのタイムラグを考慮すると9:15にはスタートしないと1km8分以内で走らないといけないので、かなり厳しい展開になる感じでした。とはいえ、これ以上早く走るのは無理なので、無理せず走ろうと思うしかありませんでした。

 

  • 当日(レース前)

朝は5:20に起床。普段通りの食事を済ませ、昨日準備した物資に加え、おにぎり3つとバナナを持って出発。辻堂駅発6:30の下り電車に乗り込み、大磯はかなり混むらしく、二宮駅で下車。会場までのシャトルバスはそこそこ並んでましたが、10〜15分程で乗れました。

会場についたら7:20くらいだったかな?そこから着替え、おにぎりを1つ食べ、荷物を預けて7:50頃かな?そこからトイレがある場所へ移動。トイレ、かなり待ちますね。8:00ぐらいから並び始め、済ませたのは8:20くらい。

もうランナー達が並び始めていたので、慌てて列を探して合流。ブロックの中は早いもの順で、Gブロック内の中盤よりやや後方に並びました。ここですでに8:30。まだ寒いので上に羽織る薄手のウインドブレーカーみたいなのは着たままです。

8:50くらいになるとA〜Dブロックの人達が動き始め、上着をしまってイヤホンを装着し、Nike+を起動。9:00を過ぎてもGブロックは動かず。号砲も聞こえず…(泣)9:10ぐらいから歩き始め、9:15頃にようやく西湘バイパスへ到着。スタートラインに到達したのは9:22頃でした。

この時点で既にかなり厳しい展開ですが、開き直ってやれるとこまでやるしかないですね。


  • レース開始〜鵠沼ぐらいまで

最初はみんな飛ばすだろうと思って、絶対に飛ばさない!と決めていましたが、結果飛ばしてしまいましたね(^o^;) 気づいたら5:30で走るペースランナーを見つけ、最初の3キロぐらいずっとつけていました。この時点でオーバーヒート気味であることに気付けば良かったのですが、、、調子に乗って走ってました。

レース序盤のトイレはとんでもなく並んでましたね。トイレは絶対にレース前に済ませておかないと命取りです。

あと、イヤホン邪魔ですね。なので4〜5kmぐらいで取っちゃいました。あまり耳にあっていないインナーイヤーだったのがいけないと思うのですが、初めてということもあり、音無しでも脱落するまで退屈はしませんでした。

序盤はペースを抑えようとしてもなぜか1km7分ちょっとという高速ペースで走ってしまい、意識的に緩めたりしながら行きました。Nike+でペース確認しようと思ったのですが、イヤホンしまっちゃったので意味なかったですね。というかコースに1km毎の看板があるのでそれと腕時計を頼りにペースを確認すれば十分でした。

給水は大体3kmに一度ぐらいの間隔でありましたね。水とVAAMがあり、基本的には全ての給水所でVAAMを1〜2杯飲みました。後半になると塩や梅干し、バナナなんかもありました。

無事第一関門の茅ヶ崎公園を通過した時は閉鎖の17分前ぐらい。大体予定通りなペースです。関門通過後に最初の食事、ゼリーを1パック投入。自分は人よりも身体がデカく、エネルギーが底をつくのも早いと思い、早めに投入しました。

無事家族がいる辻堂正面まで到着。ここが第一の目標だったので、ひとまず安心。その後湘洋中前辺りで2回目の食事でおにぎりを1つ投入。おにぎりは吸収に時間がかかるかと思い、先ほどのゼリーからすぐですが、早めに食べました。

この辺までは走りも順調でした。


鵠沼橋を超えたあたりから徐々にペースが落ちてきて、水族館前ぐらいではもうこれはダメだというぐらいガクッとペースが落ちました。この辺からは事前練習でも走っていない距離なので、完全に未知数でした。
しかも、この辺は給水所の間隔が少し空いてるんですね。折り返したあとまでずっと給水がなく、水持参してなかったらちょっと辛かったかもしれません。
折り返し後の辻堂正面は行ける自信が若干なかったのですが、なんとかかんとか到着。もはや自分にとってはここがほぼゴール的な感じでした。その直後の関門は残り5分で通過。次の柳島まで60分で駆け抜ける気力も体力も残っていませんでしたが、やれるとこまでやろうと思い、ひたすら走りました。
悲しいことに短足のせいで走ってるのに歩いてる女性に抜かれたりしながらヨタヨタ走ってたら、茅ヶ崎公園あたりで後ろからバイクが。

「もう後ろバス来てますのでその辺で止まっててください〜」

もう!?終わりはあっけないんだな、、と思いつつ、目の前のランナーが意地のラストスパート。自分もそれに触発され、区切りのいいとこまで走りたい!と思い最後の力を振り絞り、ペースアップ!した途端にAEDを背負った自転車の人が3人ぐらいきて囲まれました(笑) きっとよくいるんでしょうね、最後無駄に頑張って力尽きちゃう人(^o^;)自分は26kmの看板があったので、それを越えたところで足を止めました。

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撤収。

バスの中はなんとも言えない雰囲気ですね。会話もなくみんな下を向いてうつむいて配られたVAAMを飲むだけ。動いてたところからいきなり椅子に座ると若干気持ち悪かったです。窓の外からの視線がなんだか恥ずかしい。
そしてまた最後尾をずっとつけていくので、まぁゆっくりと1時間半ぐらいかけて会場まで辿り着きました。筋肉疲労のせいなのか、気持ち悪いせいなのか、全然寝られず長いこと長いこと。

  • 感想
こんな感じで初めてのフルマラソンは道半ばで終わったわけですが、とても楽しかったです!
身体は悲鳴をあげているのに、なぜ応援されると力が湧いてくるのでしょう。。不思議なものですね。たくさんの仲間や顔見知りでない方にまで応援してもらい、とても勇気づけられました。ちょっと病みつきになりますね〜!
そんな中でもとても印象的な小学生ぐらいの女の子がいました。普通、応援するときは「頑張れ〜!」って言いますよね。でもその子は違いました。

「頑張ってるよ〜!!」

!!
自分の頑張りを認めてもらえた感じがしてなんかめっちゃ嬉しい!と思いました。とても背中を押してもらえた感じがします。本当に子どもはこういうところで奇跡を起こしますね。計り知れない子どもの発想力。素晴らしいですね。
その他、おにぎり配ってる方、チョコや飴を配ってる方がいました。マイヒットはえのすいあたりでコーラをコップに入れて配ってた方ですね。マラソン中のコーラ、めっちゃうまい!と思いました。
あと出場者の方もいろんな方がいて面白いですね。自分的に勝手にライバル視してたのはスタートしてすぐ見つけた、背中に「今朝の体重106キロ」って書いてゼッケンのようにぶら下げてた方です。自分もやればよかった(笑)ちなみに走り終えて家に帰って体重測ったら1キロ痩せてました。でも翌日見事に戻りましたが(^o^;)

そして今はこれまで経験したことのない凄まじい筋肉痛に襲われています。昨日湿布を合計32枚全部足に貼ったら若干気持ち悪くなりました。オススメしません。用法用量を守って使いましょう。

  • 今後
まだ今は「来年またやるぞ!」というより休みたい気分ですが、たぶんまたやるでしょうね。きっと。その時はまた一緒に走ったり、応援してやったりしてやってください。見事にフルマラソンの魅力に取り憑かれてしまったのでしたとさ。では。